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院内でのアウトブレイクが発生時は…

 一方、アウトブレイク管理は、院内でアウトブレイクが発生したときに、発症患者名や年齢、病室や部署、発症日などをリスト化したラインリスト作成、発生場所のベッドマップや病棟マップの表示などによって管理する。「院内では患者、職員を問わず発症するため、どうやって迅速にデータ入力すべきか試行錯誤した。全職員に入力を徹底することは困難なため、各病棟から何号室の誰が、あるいは職員の誰が発症したかという情報を感染管理看護師に電話連絡を行い、電子カルテに入力するよう徹底した」(小西氏)。

 そのデータをFileMakerに取り込み、ラインリスト作成や発生頻度のヒストグラム表示、ベッドマップや病棟マップ表示を行い、さらに保健所に提出するためのアウトブレイク報告書の作成・帳票印字などを行っている。

 小西氏は、院内での抗菌薬の適正使用に関して、抗菌薬届出を紙の帳票で行い、薬剤部が管理していたことや、医師の使用前の血液培養提出率の低さといった従来の問題点を指摘する。そこで、届出を電子化し、特定抗菌薬のオーダー時に強制入力する仕組みを作り、血液培養を実施していない医師に対して、電子カルテの機能として一定期間後に再表示するようにした。これらの情報をFileMakerで集計できるようにした抗菌薬適正使用支援機能についても解説した。