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カルテ記事作成に特化したシンプルな機能

 佛坂氏がFileMaker Proを用いて診療現場で役立つアプリケーション作成を手掛け始めたのは、20年ほど前のこと。佐賀整肢学園で研修医として働き出した頃、FileMaker Pro 2.0で患者データベースなどの開発を担当したことに始まる。糸島こどもとおとなのクリニック開設の際に、他のユーザーが改変した当時のアプリケーションのファイルが残っていたが、「バージョンが古く、そのままアップグレードするのは危険であると考え、またこれまで蓄積してきたノウハウを生かして作り替えるまたとない機会と考えて、すべて新規に作成しました」(佛坂氏)。

 記事ビルダは、カルテの2号紙に記載する主訴、現病歴・既往歴、所見、治療方針、処方などの記事作成が主な機能。記載内容を毎診療時にプリントアウトし、カルテに貼りつけた後に作成者署名を行うといった形で運用する。診療歴の作成を支援すること、蓄積したデータを利用しやすいようデータベース化することを目的にした。誰でもすぐに使えるよう、シンプルな画面と使いやすさを重視したという。「FileMaker Proで用意されている標準テーマを用いながら、ボタンなども最小限にとどめ、初めて使う人でも直感的に操作できるように工夫しました」(佛坂氏)。

 用意されている画面は、患者一覧、主訴や所見を記載する診療歴、処方および診療情報提供書などで、ボタンもそれらの画面を呼び出すものだけだ。診療ごとに記事を追加する際は、「診察記事の新規作成」ボタンをクリックして、シンプルな画面にフリーテキストで入力していくだけで済む。

カルテ記事(診療メモ)を作成するシンプルな記事ビルダの画面
カルテ記事(診療メモ)を作成するシンプルな記事ビルダの画面
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処方情報を入力する処方歴画面。カルテ記事と合わせて2号紙様式に出力する。
処方情報を入力する処方歴画面。カルテ記事と合わせて2号紙様式に出力する。
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