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マッケンジー法による評価・治療を効率化するツールを開発

 整形外科専門医であり、国際マッケンジー協会認定セラピストでもある佛坂氏が、日常診療で利用する機能として開発しているのが、マッケンジー法(Mechanical Diagnosis and Therapy:MDT)による評価・治療のためのツールである。マッケンジー法は、腰痛や首の痛み、手足の痛みなどに対する検査法・施術法として、ニュージーランドの理学療法士、ロビン・マッケンジーが1950年代に考案した。以来、経験とエビデンスが積み重ねられ、日本を含む28カ国に国際マッケンジー協会支部が設立されるなど、国際的に受け入れられている手法だという。

 「整形外科診療では、診察部位にどのような痛みなどがあるかという理学的所見と単純X線検査などの画像所見とを併せて診断することがほとんどです。これに対してマッケンジー法は、反復した動きに対する反応によって病態を分類し、各患者さんの病態に合わせてカスタマイズしたホームエクササイズや生活指導を行い、患者さんの自立を支援する医療システムです。1回の診療に時間を要しますが、例えば膝や踵の痛みの原因が実は腰にあるといったケースも見逃さず、的確な診断ができる優位性があります」と佛坂氏は説明する。

 マッケンジー法では、初回の検査から再発の予防対策に至るまで、評価・分類・マネージメント・予防の4つのステップで診療が進められる。この評価・分類を行う際に、詳細な問診をはじめ、姿勢、運動中や運動後の症状変化といった反復運動に伴う理学的検査を記録する専用の評価シートが用いられる。A4判の両面に詳細を記載するようになっているため、各記入欄のスペースは狭く、手書き記載は非常に煩雑になる。「反復運動による動きを評価しながら反応を見つつ結果を追記していくので、項目によっては他の空きスペースに結果を書き込むこともあります」とし、手書きフォームの限界を指摘する。

マッケンジー法治療では、A4判(裏表)の評価・記録用紙が用いられる。
マッケンジー法治療では、A4判(裏表)の評価・記録用紙が用いられる。
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