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iPodによる撮影画像を即座に有効活用

 マッケンジー法は、腰痛や手足の痛みなどの“問題”を、セラピストの指導を受けながら、患者自らが主役となって解決することがフィロソフィーとされる。その一環として、「身体がどう動いているか、運動中の姿勢がどうなっているかについて、患者さん自身に理解してもらう必要があります」(佛坂氏)とし、運動中の写真や映像をiPodなどで撮影し、即座に記事ビルダ画面で供覧・確認、記事保存する仕組みも実装した。

 また、リハビリの成果を映像記録として残す際にも、同ツールを利用していく予定だという。これまでも、肢体不自由児に対するリハビリのビフォー/アフター映像はビデオカメラで撮影・保管しているが、映像の確認がしにくいという課題があった。

 操作は簡単で、iPodの患者一覧リストから該当患者をタップすると画像挿入枠が表示されるので、ムービーか静止画を選択してiPodで撮影するだけ。撮影した画像は、即座に記事ビルダに取り込まれる。「患者さんにその場で姿勢や関節の運動状態を確認してもらい、理解を助けられます。静止画なら求めに応じて印刷してお渡しすることもできます」(佛坂氏)と話す。

マッケンジー法による治療では患者自身が姿勢や動きを理解することが重要。iPodで撮影した画像をその場で記事ビルダに取り込む。
マッケンジー法による治療では患者自身が姿勢や動きを理解することが重要。iPodで撮影した画像をその場で記事ビルダに取り込む。
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記事ビルダ上に取り込んだ画像で動きを説明。患者の求めに応じてプリントして提供する。
記事ビルダ上に取り込んだ画像で動きを説明。患者の求めに応じてプリントして提供する。
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 診療支援ツールの開発に対する佛坂氏のアプローチは、FileMaker Proの標準的な機能だけを使い、“あったら便利な道具”を現場でただちに具現化するというもの。FileMaker Proによる診療支援ツール開発のメリットについて佛坂氏は、「必要になったとき、すぐさま容易に実施できる」点だと強調する。高いスキルがなくても身近で便利なツールを作成できるFileMakerプラットフォームの特徴を高く評価していた。

クリニック外観
クリニック外観
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■クリニック概要

名称:社会福祉法人佐賀整肢学園 糸島こどもとおとなのクリニック
所在地:福岡県糸島市志摩井田原63番1
院長:市丸智浩氏
設立:2017年1月
診療科:小児科、整形外科、リハビリテーション科、児童精神科、歯科
Webサイト:http://itoshima-ko-clinic.com/
主要導入システム:FileMaker Pro、FileMaker Server、FileMaker Pro Advanced