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医療に「適切な形でフィット」

慶応大学医学部 循環器内科 教授の福田恵一氏
慶応大学医学部 循環器内科 教授の福田恵一氏
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 慶応大学医学部 循環器内科 教授の福田恵一氏は今回の取り組みについて、「限られた診察時間で患者の状態を把握することは難しい。診療の質の向上に向けては、患者と医師の距離を近づけることが重要。患者の日常の状態を遠隔でモニタリングできるようになれば、診断のかなりのサポートになる」と話す。

 同氏は循環器疾患の再生医療を専門にすると同時に、ResearchKitベースの臨床研究など、慶応大学における医療へのIT活用の研究にも積極的に関わっている。ITを「医療に適切な形でフィットさせるのは簡単ではないが、今回の取り組みではそれがうまくできたと思う。内科の臨床にここまで(ITを)利用できるという意味では、我々がトップを走っているのではないか」(福田氏)。

 ビッグデータ解析や人工知能(AI)も、今後の医療において重要な役割を果たすと福田氏は語る。同氏が理事を務める慶応医学会が2016年11月4日に開催した「慶応医学会総会・シンポジウム」のテーマは「医療ビッグデータ」。AIについても「一見つながりのない病気同士が実は相関を持つといった、これまで見えてこなかったものが見えてくる」(同氏)点に可能性を感じているという。