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タコつぼから脱出

 会津若松IoTヘルスケアプラットフォーム事業の全体像は3つのステップを踏む。まず、会津若松市民の睡眠や検診、服薬などのデータを収集し、ヘルスケアIoT基盤に蓄積する。その後集めたデータを収集し、ビッグデータとして分析・活用する。最終的には、集めたデータを利用した新しいサービスや取り組みを市民に提供することを目指す。

アクセンチュア 公共サービス・医療健康本部 ヘルス&ソーシャルケアデザイングループ統括 マネジング・ディレクターの武内和久氏
アクセンチュア 公共サービス・医療健康本部 ヘルス&ソーシャルケアデザイングループ統括 マネジング・ディレクターの武内和久氏
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 実証実験は国の支援を受け、民間企業と自治体、大学、病院、薬局が連携する。発表会に登壇したアクセンチュア 公共サービス・医療健康本部 ヘルス&ソーシャルケアデザイングループ統括 マネジング・ディレクターの武内和久氏は「これまでタコつぼに入っていた産・官・学・医・薬の5者が顔を揃えた」と声を弾ませた。

会津若松市健康福祉部 ICTワーキングチーム チームリーダー 高齢福祉課 主幹の宮森健一朗氏
会津若松市健康福祉部 ICTワーキングチーム チームリーダー 高齢福祉課 主幹の宮森健一朗氏
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 産業界からはアクセンチュアやインテル、GEヘルスケア・ジャパンなどそうそうたる顔ぶれが名を連ねる。まさに「“カラフル”な人々が集まってチームを形成できた」(武内氏)。医療界からは地域の医療機関の中核である福島県立医科大学会津医療センターや竹田総合病院、会津中央病院が参画する。今後は「個人病院や薬局とのつながりも広げていく」(会津若松市健康福祉部 ICTワーキングチーム チームリーダー 高齢福祉課 主幹の宮森健一朗氏)。

 今後もさまざまな企業の参画を狙うため、ハードウエア・ソフトウエアそれぞれにオープンな開発環境を整えた。回路図やAPIの公開やライセンス付与を行うことで参入障壁を下げる。人材育成と地域の巻き込みを狙い、ハッカソンの開催や会津大学での特別講座も実施する。