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医療従事者にピッタリな簡易食とは

 続いて、慶応義塾大学医学部で東洋医学を研究する原田林太郎氏と文入悠氏によるチーム「Kampooh(カンプー)」。体質に合わせたオーダーメード漢方粥「粥だのみ」を提案した。

 漢方は一般に、風邪をひくなど体調を崩したときに服用することが多いが、これは本来の正しい服用法ではないという。「漢方は『体質』にアプローチするものであり、『普段から正しく』使うことが大切」(文入氏)。ただし、これまでの漢方は苦く飲みにくいものが多く、日常的には摂取しにくかった。

チーム「Kampooh」
チーム「Kampooh」
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 そこで同チームは、美味しさにも配慮した漢方粥6種類(海鮮、玉子、鶏、梅鰹、豚、ミルク)を開発した。電子レンジで2分加熱するだけで食べることができ、「香りに独特の風味があるものの、味にはくせがない」(文入氏)。簡単なアンケートを基に個人の体質に合わせた最適な粥を提案する「粥マッチングシステム」とともにこれを提供する。

 当面のターゲットとして想定しているのは、医療従事者。「朝ごはんを食べ損ねて元気が出ない」「医局のお菓子やジュースで小腹を満たす」といった食生活になりがちなため、手軽に食べられる漢方粥が受け入れられやすいとにらむ。

 ゆくゆくは、より幅広い消費者をターゲットにする。そこでは、既存の栄養食品に比べて医療寄りのアプローチによる、信頼性の高さをアピールしたい考え。「『慶応医学部の先生達も食べている』をキャッチフレーズにできるのではないか」(文入氏)と語って会場を沸かせた。