スマホで心拍・心電計測を実現へ
スマートフォンなどの消費者向けの機器では、検知できる生体情報の種類が増えていきそうだ。米マキシムインテグレーティッド(Maxim Integrated)は、心拍推定(脈波計測)や血中酸素飽和度(SpO2)の計測に向けたPPG(photoplethysmography)用の光学系と、心電計測に向けたECG(electrocardiogram)向けアナログフロントエンドを、1モジュール化した「MAX86150」を発表した。スマートフォンなどでの採用を想定している。
PPG向けの光学系は、赤と赤外線のLEDと2チャネルのフォトダイオードで構成しており、モジュール上部を指で覆うことで計測できる。ECGは2個の電極を左右の手の指で覆うなどして計測する。今回の製品では、PPGとECGを1モジュール化することで各検出データの時間差が小さく抑えやすくなり、原理的には血圧も計測できることになるという(日経 xTECHの詳細記事)。