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自治体も企業や市民との連携を強化

 弘前市も市民の健康増進に取り組んでいる。市の健康福祉部長である福田剛志氏は「目指す姿は、赤ちゃんから高齢者まで、みんなが健康でいきいきと暮らせる街。市として、働きざかり世代の健康増進、すなわち健康診断の受診率の向上や生活習慣の改善を推進するとともに、子供に対する健康教育に力を入れ、健康教養の高い市民を増やしていく」と活動の指針を説明した。

弘前市 健康福祉部長の福田剛志氏
弘前市 健康福祉部長の福田剛志氏
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 子供たちに健康に関する知識を身に着けてもらうため、市は幼児から小学校低学年向けの「ひろさき健康かるた」を制作。市の健康課題である「肥満」「禁煙」「多量飲酒」などのキーワードを取り入れたかるた玩具で、市内の保育園や幼稚園、子育て支援センター、児童センターなどに備え付けている。

 働きざかり世代の健康増進向けには、健康経営に取り組む企業を顕彰する「ひろさき健やか企業認定制度」を設けた。青森銀行の企業融資の金利優遇や、建築工事の入札時における技術評価点の加点、新たな健康増進策に対する奨励金の交付など、認定企業への特典も用意している。「働きざかりの市民の多くは企業に属しているので、企業とのタイアップは欠かせない」(福田氏)。

 さらに、市は健康づくりのインセンティブとして、20歳以上の市民を対象にした「健幸ひろさきマイレージ」制度を設けた。がん検診の受診や健康づくりのイベント・教室などに参加すると、景品応募用のポイントが付与される仕組みだ。また、2012年度からは弘前大学に市の寄附講座として「地域健康増進学講座」を設置。2015年度までに96人が修了し、「健幸増進リーダー」として、地域の健康づくりを推進している。