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※「新・公民連携最前線」2016年2月17日付の記事より

独自のCCRC構想に取り組む新潟県南魚沼市が、日経BP社と共同で「CCRCセカンドライフと新規事業開発・雇用創出分科会」(別称:南魚沼CCRCビジネス研究会)を立ち上げた。南魚沼版CCRC構想をにらんだビジネス創出に向けて、参加企業や地元企業などと実証プロジェクトの企画・討議を3回にわたって進めていく。1月29日に東京都内の日経BP社で開かれた第1回研究会には17社が参加。主催者側の話に耳を傾けた。

南魚沼市と日経BP社は共同で「南魚沼CCRCビジネス研究会」を開催(出所:日経BP社)
南魚沼市と日経BP社は共同で「南魚沼CCRCビジネス研究会」を開催(出所:日経BP社)
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 南魚沼CCRCビジネス研究会は、三菱総合研究所が主催するプラチナ社会研究会の分科会という位置づけで開催された。次世代の社会モデルに関する情報収集・交換などを目的とするプラチナ社会研究会には企業や自治体など500を超える組織・団体が参加し、多くの分科会が開催されている。

 新潟県南魚沼市や地元企業などが参加する南魚沼版CCRC構想推進協議会は2015年11月、「南魚沼版CCRC構想」を決定。そこで南魚沼市はこの構想を事業化するために、日経BP社と共同で開催する南魚沼CCRCビジネス研究会を通じて首都圏の企業や団体などのパートナーづくりを始めることにした。

 研究会の冒頭では、南魚沼市の井口一郎市長が主催者挨拶として登壇し、同市の現状やCCRC構想に取り組むきっかけなどを紹介したうえで、「平成28年度にも200戸、400人の事業に着手したい。企業にとってビジネスチャンスは無限にあると思うし、市もリスクを負って事業化したい」と意気込みを語った。

 これ以降では、南魚沼市や新潟県、地元企業である八海醸造による発表や、日経BPクリーンテック研究所による研究会における討議テーマの提案をレポートする。

南魚沼版CCRCの方向性と研究会概要(出所:日経BP社)
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南魚沼版CCRCの方向性と研究会概要(出所:日経BP社)
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南魚沼版CCRCの方向性と研究会概要(出所:日経BP社)