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CCRCを若者の雇用につなげたい

南魚沼版CCRC構想推進協議会アドバイザー
(新潟県産業労働観光部参与)
河合 雅樹 氏

 いまの子どもが50代、60代になるころ、県の人口は約230万人から約200万人にまで減る恐れがある。人口が減れば、仕事がなくなる。仕事を求めて県外に転出する人もいるだろう。地域に仕事をつくることが、課題になる。

南魚沼版CCRC構想推進協議会アドバイザーの河合氏(出所:日経BP社)
南魚沼版CCRC構想推進協議会アドバイザーの河合氏(出所:日経BP社)
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 CCRCを井口市長に提案したのは、若者の雇用につながるからだ。CCRCは都会で介護できない高齢者を地方で引き取るようにとらえられがちだが、決してそうではない。欧米のCCRCでは、元気なシニアの移住で産業が生まれている。

 東京には日本の人口の3分の1しかいない。残りの3分の2は地方の住民だ。東京目線で問題解決にあたると、全国どこでも通じる最適解が出てこない。南魚沼は人口約6万人。県内では真ん中より少し大きいくらいの規模だ。このまちで地域に仕事がないという問題を解決できれば、日本中どの都市でも問題解決できるに違いない。

 参加企業のみなさんには、南魚沼に貢献して欲しい、産学連携を進めて欲しい、とは言わない。自社で新しいビジネスを始めるとき、元気なシニアを対象にしたビジネス、健康に関するビジネス、地域の観光資源を生かすビジネスなど、南魚沼でできそうなことがあるなら、そこでやってみて欲しい。CCRC構想に基づく住宅建設を請け負えないかという関わりは期待していない。主役はあくまでみなさんだ。

 行政は地方創生の予算や制度を活用しながら、総合コーディネートの役割を果たす。みなさんにメリットのある研究会にして欲しい。結果的にそれが、県や市のメリットにつながればいいと思う。(談)