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 ワークショップでは、iPhoneとiPadを利用した。最初に紹介した音声アシスタント機能の「Siri」はホームボタンを長押しして起動するのが一般的だが、本体のSiriの設定から「“Hey Siri”を許可」の項目をオンにして自分の声を登録(iOS 9以降)しておくと、「Hey Siri」と呼びかけるだけで起動するようになる。基本は充電中しか反応しないが、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPad Pro (9.7インチ版)といった新しい機種は充電中でなくとも反応する。

 参加者の中で唯一の視覚障害者だった女性はSiriを愛用しており、音声コマンドでPodcastの再生などを楽しんでいると語った。このエピソードからも分かるように彼女は普段からiPhoneを使いこなしているそうで、同じ障害を持つ人たちに向けてiOSデバイスの使い方を教える立場にある。この日の参加理由も「新しい発見を求めて」というものだ。

 VoiceOverはSiriとも連動しており、デバイスに向かって「VoiceOverオン」と呼びかけると機能がオンになる。仮にSiri経由でない場合、ホーム画面から設定をタップ→設定から一般をタップ→一般からアクセシビリティをタップ→アクセシビリティからVoiceOverをタップしてオンという段階を踏まなくてはならない。視覚障害者自身はもちろんのこと、サポートする立場の人もSiriとの音声連動を覚えておくと便利だろう。

Siriと連動してVoiceOver機能がオンになる
Siriと連動してVoiceOver機能がオンになる
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 もう1つ、設定→一般→アクセシビリティ→ショートカットと開いてあらかじめVoiceOverを含む視覚サポートの全般機能をショートカット登録しておく方法もある。これにより、ホームボタンのトリプルタップ(3回連続押し)でショートカット画面が表示される。スタッフによると、外出先で他者に操作の支援を依頼する際はこの機能が役立つとのことだ。

あらかじめ設定しておくとホームボタンのトリプルタップで視覚サポート機能のショートカットが表示される
あらかじめ設定しておくとホームボタンのトリプルタップで視覚サポート機能のショートカットが表示される
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