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ゲノム解析環境をクラウドで

 米国では民間にも、がんゲノムデータのシェアリングの動きがある。例えば英AstraZeneca社が持つ50万人分の臨床試験データベースに、米Human Longevity社が100万人分のゲノムデータを拠出する計画。Human Longevity社は最先端の次世代シーケンサーを複数台保有し、1年間で10万人規模のゲノムを解析できる能力を持つという。

 このほか米Genomics Personalized Health社は、全ゲノムシーケンスを行った上で、その結果を解析(解釈)なしにクラウド経由で顧客に返すサービスを提供している。顧客はサードパーティーのゲノム解析ソフトウエアを使って、返却された結果を解析するという仕組みだ。

 こうしたクラウドベースのゲノム解析ソフトウエアを手掛ける企業が「米国では数多く登場している」(井元氏)という。ゲノムシーケンサー最大手、米Illumina社発のベンチャー企業である米Helix OpCo社はそのうちの1社だ。