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開発期間わずか1年

 説明会では、医工連携の「ベストプラクティス」と柏野氏が評する第一医科(東京都文京区)の取り組みを、同社 代表取締役の林正晃氏が紹介した。第一医科は耳鼻咽喉科領域を専門とする医療機器メーカーである。

登壇した林氏
登壇した林氏
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 同社は平成24年度「ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」の事業で、耳鼻科診療用の医療機器「LEDステラスコープ」の開発に取り組んだ。タッグを組んだのが、石澤製作所。山形県に本社を置く、非医療分野のものづくり企業だ。両社の協業により、開発に着手してから約1年で製品発売にこぎつけたという。

 第一医科は日本医療研究開発機構(AMED)の平成27年度「医工連携事業化推進事業」では、世界初をうたう人工気管の製品化を目指した開発を京都大学などと進めている。清浄な製造環境が必要なことから、半導体企業など「クリーンルームを持つ企業との連携を模索している」(林氏)。

 さらには「難治性メニエール病のめまい発作を無侵襲に軽減する」医療機器を開発中。多施設での治験を通じ、「承認申請への準備の追い込みをかけている」(林氏)とした。