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精神的負荷時間とストレスの関係も調査

 杤久保氏は、精神的負荷時間とストレスの関係についても調査した。今回の研究では、活動量が少ないにも関わらず心拍数が高い状態を精神的負荷がかかっている状態としている。その結果、深睡眠時間が少ないと、翌日の精神的負荷時間が長くなる傾向が示され、精神的負荷時間が長いと不安感や緊張感、疲労感が強いことが分かった。

横浜市立大学 医学部医学群(健康社会医学ユニット) 特任教授で名誉教授の杤久保修氏
横浜市立大学 医学部医学群(健康社会医学ユニット) 特任教授で名誉教授の杤久保修氏
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 つまり、「深い睡眠がとれないとストレスが強くなる」(杤久保氏)というわけだ。睡眠不足の人ほど肥満になりやすく、高血圧や糖尿病、高脂血症、うつ病などを抱える人も多いという。運動をしなければ体が疲れないため眠れない。「睡眠と活動、ストレスのそれぞれが生活習慣の質に影響し合っている」と杤久保氏は説明する。

 ただし、生活習慣はライフスタイルを数値化するだけではなく、自己管理によって改善する必要がある。家庭での自己管理は難しいため、「企業が従業員の健康増進を図る健康経営が重要になる。健康経営で生活習慣を改善できるようなモデルをLINKAI 横浜金沢ウエルネスセンターで確立していきたい」と杤久保氏は意気込んだ。