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 医薬品・医療機器の世界的大手、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)から日本の大手化学メーカー、中堅医療機器メーカー、そして話題のロボットベンチャーまで。多彩な顔ぶれがそろい、医療機器開発のニーズやシーズを紹介する催しが2016年8月、神奈川県で開催された。県内のものづくり企業に医療機器産業への参入を促すことを目的とした「平成28年度 医療機器産業参入セミナー・交流会」(主催:神奈川県、神奈川科学技術アカデミー)の1コマだ。

 登壇したのはカネカ、シード、常光、リバーフィールド、ジョンソン・エンド・ジョンソンの5社。加えて、丸紅情報システムズの取り組みを神奈川科学技術アカデミーが紹介した。各社は医療機器開発への取り組みを紹介するとともに、そこでの技術ニーズについて語った。

カネカによる発表の様子
カネカによる発表の様子
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 一番手を務めたカネカは、大手化学メーカーであると同時に、医療機器事業にも力を入れている。強みを持つのが、カテーテルや塞栓コイルなど血管内治療(インターベンション)に使うデバイスだ。

 血管内治療デバイス向けに求めている技術として同社が挙げたのは、(1)デバイスの製造に使う異種金属や難溶接金属の「微細溶接・接合技術」、(2)バルーンやステントなどの器具表面に薬液などを均一にコーティングするといった「表面処理技術」、(3)コーティングした表面の「分析技術」、(4)カテーテル組み立て工程の「自動化技術」など。

 研究開発を効率的に進めていくために、カネカは自前主義からの脱却を進めているという。ここに挙げたような技術シーズを持つ企業との共同開発を、積極的に進めていく考えだ。