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検査データを医師と共有

 YaDocは、武藤氏が代表取締役会長を務めるインテグリティ・ヘルスケアが開発したオンライン診療システムで、福岡市と福岡市医師会による「ICTを活用した『かかりつけ医』機能強化事業」で利用されている(関連記事)。また、国家戦力特別区に採択された福岡市、愛知県では遠隔服薬指導の実証事業にYaDocが利用されている(関連記事)。

SAS治療プログラムの概要
SAS治療プログラムの概要
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 YaDocを用いたSAS治療プログラムは、次のような流れで進める。まず、SASのスクリーニングを行うため、患者が選んだ簡易検査機器を自宅に送付。装着して得られた検査データをYaDoc上で医師と共有する。

 スクリーニング結果に基づいて必要ならばオンライン医療相談を案内し、システムによる問診と合わせて簡易検査の詳細結果の説明、精密検査および治療へのオンライン医療相談を行う。

 その後は、初診を対面で行い、終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG検査)の実施、その結果に基づいたCPAP(持続陽圧呼吸療法)などによる治療――という流れである。

 SAS治療プログラムの特徴の一つは、簡易検査実施に導くきっかけづくりと検査にかかる負担軽減である。検査率が低いという課題に対応する。第2は、リスクの高い患者を適切な受診につなげる容易な医療相談の実施。第3は、CPAP治療に進んだ際にオンライン診療を組み合わせた定期的な受診、CPAP遠隔モニタリング適用への対応ができる点である。

 武藤氏はSAS治療プログラムによって、「検査・受診率の向上、CPAP療法のコンプライアンス向上、そして睡眠改善につながる、患者のライフスタイルに合わせた個別化医療の実現を目標としている」と述べた。

■変更履歴
記事初出時、「受診勧奨」とあったのは「医療相談」でした。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。