東京都医師会としての意見は・・・
こうした結果と、2018年度の診療報酬改定で保険収載されたオンライン診療に対して、目々澤氏らは東京都医師会(都医)としての意見をまとめたとういう。すなわち、「オンライン診療は、外来診療の一形態として宅診・往診・在宅診に次ぐ新たな選択肢となっていく可能性を秘めている。今後の進展に伴って、現実的な解釈・点数設定を考慮していくべきものと考える」(同氏)という意見である。
都内の在宅医療に携わる医師からは、「オンライン診療を利用する機会はもっと頻度が高く、現状では電話再診として請求するしかないという批判も生じている」(同氏)という声を紹介した。
一方、関東圏の医師会による保険部会などでは、オンライン診療に対する警戒感を表明しているという。反面、保険収載された「現在の点数ではオンライン診療プラットフォームを提供するベンダーへの支払いもできないという意見もあった」とした。