PR

アクセル人材とブレーキ人材を育てる

 実際に京都大学では、「データ科学イノベーション教育研究センター」や「臨床統計家育成コース」などで、データサイエンティストの育成に向けた取り組みを進めている。さらに2019年10月には「社会変革型データサイエンティスト教育プログラム」を新たに始める計画だ。これらの取り組みによって、データを活用できる技術を持つ「アクセル人材」と、データ活用を統制する倫理を持つ「ブレーキ人材」を育てていく。

データ活用の技術とデータ活用を統制する倫理が必要に
データ活用の技術とデータ活用を統制する倫理が必要に
[画像のクリックで拡大表示]

 社会変革型の教育プログラムでは、業界やデータへの深い理解と分析能力に加えて、自ら課題を設定できる人材を育成する。「経営・社会変革」や「医学・生命科学」、「情報・データサイエンス」の各分野を横断的に学習し、具体的なユースケースを解決できるようにする。医療データを分析して新たな診断アプローチを提案したり、ライフログを分析して予防・早期発見につながる兆候を発見したりするといった場面での活躍を想定する。

 2019年1月に社会変革型の教育プログラムの試行講座を開始して、同年10月に本講座を始める計画。本講座は1クール6カ月間で、講義(座学と演習)や集中講座形式で実施する。首都圏の受講者のために、テレビ会議システムを活用した東京サテライト教室も検討していく。さらに2020年10月以降には、他大学への講座の展開も視野に入れる。