制御システムはレンタル

 エルムの一軸式追尾システムでは、約2分に1回、モーターが作動し、わずかずつ角度が変わることで、太陽光を追尾している。太陽光の位置は、日照センサーとカレンダーによる位置情報の2つで把握しているという。

 こうしたパネルの制御システムに関しては、エルムから発電事業者にレンタルするという形にし、誤作動などの場合、エルムの技術者が修理や復旧させる仕組みにしている。そのため、稼働した追尾システムは、鹿児島県のエルム本社で全サイトを遠隔監視している。

 これまで、追尾式架台に関しては、「中東の乾燥地帯など大気中の水蒸気が少なく、直達日射の多い地域では投資効率が上がるが、水蒸気が多く間接日射に多い日本では向かない」との見方が多かった。

 こうしたなかで、エルムの一軸式追尾型架台システムが注目されるのは、土地面積が狭く、アレイ間隔の狭い日本の事業環境や、間接日射の多い風土にも合わせて、発電量を最大化する独自の制御を導入していることがある(図9)。

図9●2分に1度、モーターが駆動してパネルの向きを制御
図9●2分に1度、モーターが駆動してパネルの向きを制御
(出所:日経BP)
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