100本の苗を移植

 フタバアオイは、別名・ヒカゲグサと呼ばれるように、日影でないと育たない。その栽培では、ヨシズなどで覆って日を遮る必要があり、それが手間になっていた。太陽光パネル下なら、もともと日影が多いので、栽培に適している。収穫したフタバアオイの葉で糸を染色し、石田縞の手織りで繊維製品を作る、というアイデアが浮かんだ。

 早々に「吉江あおい会」に話を持ち込み、協力を要請した。同会から約100本のフタバアオイの苗を購入し、パネル下に植えることになった。まず、1年目は模擬屋根型の架台下に、約10m2の花壇を設置し、10月24日に同会メンバーに委託して苗を移植した(図3)(図4)

図3●模擬屋根に設置した太陽光パネル
図3●模擬屋根に設置した太陽光パネル
(出所:日経BP)
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図4●模擬屋根型架台の下に花壇を設置し、フタバアオイの苗を移植
図4●模擬屋根型架台の下に花壇を設置し、フタバアオイの苗を移植
(出所:ジャパンインペックス)
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 パネル下での「フタバアオイ畑」の管理は、吉江あおい会に委託した。移植した苗は順調に根付き、日陰で風通しのよいパネル下の環境で、十分に栽培できることが確認できたという(図5)。冬期に入り、葉はいったん枯れたが、今春には地下茎から新葉から成長し、開花すると見られる。

図5●架台の下でも十分に根付いたという
図5●架台の下でも十分に根付いたという
(出所:ジャパンインペックス)
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