発電量は計画値を4.5%超える

 一方、太陽光発電事業は、順調だった。2015年8月に発電を開始し、10月までの発電実績は33万1520kWhとなり、計画値(31万7327kWh)を4.5%上回った。

 日常の運営管理は、ラプラス・システム(京都市)の太陽光発電計測表示・遠隔監視システム(Solar Link ARCH APSサービスを契約)を活用し、社内のパソコンで毎日、監視している。また、イー・トップとO&M業務委託を契約する方向で進めている。

 現地の状況については、椎坂建設の幹部社員が毎朝、目視による確認を行っている。実は、建設した農地は、同社幹部社員の所有で、会社に賃貸した。そのため近隣に住んでおり、同社員が通勤前に立ち寄って、サイトの状況をチェックしている。

 設置角については、竣工当初、すべて20度にしていたが、可変である特徴を生かし、エリアによって20度、25度、30度の3タイプに変えた。エリアごとにこれらの角度を基本とし、太陽の南中高度の変化に従って毎月、角度を変えていく方針だ。角度による発電量の増減を1年間かけて検証し、2年目からは、月ごとの最適な角度にする予定だ。パネルの角度は一人が半日の作業で、全パネルを変更できるという(図7)。

図7●設置角度をアレイごと変えるためのハンドル用パイプ(出所:日経BP)
図7●設置角度をアレイごと変えるためのハンドル用パイプ(出所:日経BP)
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