災害時にはテント幕で個室を提供

 災害時は、一部のパワーコンディショナー(PCS)を自立運転して、蓄電池を充電するほか、屋根の下のスペースを避難所や物資置き場などとして開放する。駐車場屋根の軒下や柱の間にテント幕を張ることで、外から区切られたスペースを容易に確保でき、救護所や仮設トイレ、仮設風呂などを設置できる。

 災害時には、やむなく自動車で避難して過ごす人たちも出るが、そうした被災者の専用駐車場としても活用できる。

図2●テント幕を張れば、救護所や仮設トイレなどを設置できる(出所:日経BP)
図2●テント幕を張れば、救護所や仮設トイレなどを設置できる(出所:日経BP)
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図3●非常用のポータブル蓄電池(5kWh/台×2台)を常備(出所:日経BP)
図3●非常用のポータブル蓄電池(5kWh/台×2台)を常備(出所:日経BP)
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 また、駐車場の西側、約40台分は、屋根の高さを3m以上にして、災害用の特殊車両も駐車できるように設計した(図2)。

 非常用のポータブル蓄電池は10kWh分(5kWh/台×2台)を常備した。災害時には一部のPCSを自立運転モードに切り替えて、蓄電池に充電する。パソコンや携帯電話など、防災拠点に必要な最低限の電源を確保できる(図3)。

 今後、売電収入を活用して、防災用に井戸を掘って水を確保するとともに、エンジン発電機を導入して、太陽光パネルの電力だけでは賄いきれない非常時の電力需要に備えておくことを計画している。