利用者に配慮し雨どいを設置

 建設費は5億5000万円となり、一般的なメガソーラーの建設コストに比べるとkW当たりの単価で1.5倍になった。その要因は、造成工事と架台(屋根)に手間をかけ、万全を期したからだ。北側駐車場はもともと地盤が低く、排水面で課題があったため、1mほど盛土して地盤を上げた。

図5●アスファルトを掘削し、ベースパック柱脚工法で基礎を固定(出所:日経BP)
図5●アスファルトを掘削し、ベースパック柱脚工法で基礎を固定(出所:日経BP)
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図6●設計変更して雨どいを取り付けた(出所:日経BP)
図6●設計変更して雨どいを取り付けた(出所:日経BP)
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 太陽光パネルを載せる架台には、鉄骨の柱頭に梁を渡して折板屋根を載せ、その上にパネルを装着した。「太陽光パネルの架台というのより、通常の建物を建設し、その上にパネルを載せたイメージ」(どなんなか たぬま・販売事業部の川田裕一統括マネージャー)。

 基礎は、ベースパック柱脚工法を採用した。地中1m程度の深さで、2m四方程度の型枠に配筋してコンクリートを打設。この基礎に柱脚をアンカーボルトで固定した(図5)。

 雨天時に駐車場を利用する来場者の快適性に配慮し、雨どいも設置した(図6)。実は、当初の設計では、雨どいはなかった。「建設中に大雨が降った際、屋根から滝のように雨水が落ち、傘が壊れるほどの勢いだった。このため、急きょ、雨どいを付けるように設計変更した」(川田統括マネージャー)という。