持ち上げると刃の回転を停止
安全面での工夫の一つに、人が機体を持ち上げたことを検知すると、刃の回転を停止する仕様がある。回転刃は、機体の下側に手を入れた場合でも、届きにくいように配置している。
太陽光発電所には、石なども多くある。もし、回転刃に石が触れた場合、刃を石から逃げるように制御するという。この制御によって、回転刃によって石が太陽光パネルに向かって飛び、パネルを損傷するというトラブルを防げるとしている。
ただし、砕石で地表を埋め尽くしているような太陽光発電所で使うのは、難しいのではないかとしている。地表が土のままの区域に向くようだ(図6)。
回転刃は、地上2~6cmの間で、5mm間隔で高さを設定できる。太陽光発電所では、最高の6cmで運用されていることが多いだろう。
太陽光発電所における活用では、基礎や送電線、フェンスなどの直近は人が刈払機で除草し、それ以外の場所をロボット型で刈るといった使われ方も多くなりそうだ。