レンタルコトスは、コマツの建設・土木機器のレンタルや修理を本業とする。ラジコン型草刈機を扱い始めたきっかけは、レンタル以外の分野でもう一つ、安定的な収益を得られる柱の事業として、自社で太陽光発電所を運営し始めたことだった。

 同社は、奈良県に出力約300kWなど、3カ所の太陽光発電所を稼働させている。このほか、出力約400kWと約300kWの2カ所が開発中となっている。地の利のある場所で開発し、土木や基礎、架台の設置工事は、レンタルで空きのある機械を使って自社で賄う。電気工事については、自社内に知見が少ないので小竹電気温調(和歌山県橋本市)に委託している。

 太陽光発電事業を始めてみると、すぐに雑草に悩まされることになった。自社の出力約300kWの発電所でも、刈り払い機では作業者の負担が大きいと感じた。そこで、効率化するための機器として、刈り払い機以外に、手押し型や乗用型、さらにDvořák社のラジコン型を導入した。

 いずれの草刈機も、レンタルしている。草刈機のレンタルは、いくつかの企業が手掛けたものの、使用先の設備が損傷した時の対応や、他のレンタル機械に比べて壊れやすいといった理由から、その後、撤退している例が多い。

 需要そのものは大きいことから、同社では建機で得たレンタル事業のノウハウに加えて、自社の太陽光発電所における草刈りの知見を加えて、他にはない草刈機のレンタルの事業を目指した。

 さまざまな条件に合わせて、用途に合った草刈機を提案できること、また、自社で実際に使い込んでいる機械のため、顧客に適切な助言ができることなどが、草刈機のレンタルや販売における同社の強みとしている。

 草刈機のレンタルは、同社にとって、顧客層を広げる利点がある。建設・土木機械のレンタルや修理とは異なる幅広い分野の顧客と新たな接点ができたという。また、景気などに左右されやすい建設・土木機械とは異なり、草刈りは定期的に必要になる作業で、景気などによって需要が大きく変わらない魅力もある。