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 より精度が高く、より速度を向上するといった必要がある計測では、それに応じて消費電力が増えていく。このため、回路を消費電力化できなければならない。

 そこで、藤森氏らは、端末の充電時間を、同じ条件時で従来比100分の1の充電時間で端末を起動できるようなエネルギーマネジメントシステムの回路、従来比50%の消費電力で、10ビット以上の測定精度を実現する信号処理回路を開発し、LSI化することを目指した。

 まず、既存の市販のエネルギーマネジメントLSIを、市販の太陽電池と組み合わせ、室内光の照度にどこまで対応できるのか、検証した(図4)。

図4●市販の回路では、室内光発電による蓄電で端末を起動できない
図4●市販の回路では、室内光発電による蓄電で端末を起動できない
屋外に相当する照度約1000ルクスでも約160分かかる(出所:日立製作所の藤森氏)
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