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 車載電源に対しては、信頼性や効率が常に求められている。すなわち、入力電圧が低下しても仕様通りの出力電圧と電流を供給し、高い効率で動作し続けることが必要とされる。しかも、自動車メーカーが望むコストとスペースで電源を用意しなければならない。

 現在、こうした要求に応えるために、バッテリーを直接接続できる低暗電流型のリニアレギュレーターが使われることが多い。ただしリニアレギュレーターは、負荷電流が大きくなると電力効率が低下してしまい、これが設計を難しくしている。

 また、リニアレギュレーターを使用した場合、熱損失による温度上昇は避けられず、周囲温度が上がる。さらに、熱損失が大きくなると、電源ICの接合温度は、絶対最大定格に達してしまうことがある(図1)。こうしたリニアレギュレーターの問題を解決するためには、スイッチング電源(SMPS:switching-mode power supply)を利用すればよい。ただし、従来のSMPSは、効率の要件を満たす一方で、低暗電流の要件は満たせないことがあった。

図1 リニアレギュレーターの温度上昇
図1 リニアレギュレーターの温度上昇
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