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 太陽光パネルは、5160枚すべてを、歩きながら目視で点検するとともに、赤外線カメラで熱分布を確かめ、過度に温度が上昇している部分がないか、確認していた(図6)。

図6●すべての太陽光パネルを目視と赤外線カメラで点検
図6●すべての太陽光パネルを目視と赤外線カメラで点検
パネルメーカーならではのO&Mの特徴の一つ(出所:日経BP)
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 こうしたパネルの全数点検は珍しい。点検員の手間や負担が大きいからだ。一般的に、赤外線カメラを使ったパネルの点検は、別料金になることが多い。しかも、発電に異常があるストリング(太陽光パネルを直列・並列に接続し、接続箱や分散型PCSに入力する単位)を絞り込み、その中から不具合を生じたパネルを特定するといった、限定的な使い方をすることが多い。

 これに対して、1枚1枚、赤外線カメラで熱分布を把握する作業を通常の点検とし、しかも、毎月確認するのは、パネルメーカーによるO&Mならではともいえそうだ。

 不具合の可能性があるパネルや、表面に汚れの多いパネルは、発電所内のパネルの配置図にチェックを入れておく。

 不具合の可能性のあるパネルは、現地でさらに別の方法で点検し、不具合の状況によっては、長野テクニカルサポートセンターにパネルを持ち込んで状況や原因を調査する。

 汚れの多いパネルは、その後、水で洗っていた(図7)。発電所内に水道はないので、ポリタンクで水を持ち込む。水をバケツに移して所内を回り、先端にスポンジを取り付けたモップを使い、パネルの表面を洗う。

図7●汚れが著しいパネルは水で洗浄
図7●汚れが著しいパネルは水で洗浄
先端にスポンジを付けたモップを使う(出所:日経BP)
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