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 停電時の再起動などは、この一括制御システムを操作し、それぞれのグループごとに一括で再起動させる。PCSのソフトウェアの更新なども、一括制御システムで可能となっている。PCSそのものは、密閉構造となっており、表示画面の確認やUSB端子を介した運転情報の出力のほかは、ほぼ操作することはないという。

 日常の監視や点検は、主にこの一括制御システムの表示や、このシステムと接続している遠隔監視・制御システムの表示を確認することが基本となる。

 遠隔監視・制御システムは、無錫サンテックの親会社である順風インターナショナルクリーンエナジー(Shunfeng International Clean Energy)グループが買収した、ドイツmeteo control社製である。

 この発電所は、周囲の送電線の電圧上昇を抑えるために、約90%の力率制御が課せられている。規定分の無効電力を投入することになり、実質的に売電量が減ることになる。

 力率制御は、PCSごとに課せられている。分散型の利点の一つとして、1台ごとに最適に最大出力点(MPPT)制御することで、発電所全体の出力を最大化できるとされている。しかし、PCSごとに力率制御がかかり、出力の低い状況のPCSの不足分を、出力の高い状況のPCSでカバーするといった運用が難しい中、その効果は限られる可能性がある。