蓄電池はGSユアサ、パワコンはTMEIC製

 一方、「大規模蓄電池システム実証試験」で取り組んでいるテーマは、いずれも数分から秒単位の短期間に周波数が変動する「短周期変動」への対策を想定している。接続可能量は、長周期変動を念頭に算出したものだが、当然、太陽光発電が増えれば短周期変動も大きくなる。

 「蓄電池実証」では、短期間の周波数変動を抑制するため、充放電の応答性が早く、ロスの少ないLiイオン電池を採用した。2013年3月から芦辺変電所の構内に出力4MW、容量1.6MWhの蓄電池システムを設置・稼働させ、2014年度まで実証を行った。

 蓄電池はGSユアサ製を採用し、500kWのユニットを8セット設置した。1ユニットごとに双方向型パワーコンディショナー(PCS)を接続し、充放電を制御している。PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製で、三菱電機がシステム全体を構築した(図5)。

図5●GSユアサのLiイオン蓄電池と東芝三菱電機産業システム(TMEIC)のパワーコンディショナー(PCS)(出所:日経BP)
図5●GSユアサのLiイオン蓄電池と東芝三菱電機産業システム(TMEIC)のパワーコンディショナー(PCS)(出所:日経BP)
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