4島にメガクラスの大型蓄電池を導入

 そこで、九電は、国の補助金を得て、大型蓄電池を4つの島に導入し、風力と太陽光発電の出力変動の系統への影響を緩和する「再生可能エネルギー導入拡大のための大規模蓄電池システム実証試験」に取り組んでいる。

 風力や太陽光の出力変動を蓄電池で調整する場合、2つの手法がある。風力発電設備やメガソーラー(大規模太陽光発電所)ごとに蓄電池を併設し、隣接した再エネと蓄電池の出力を合成して連系する方法と、複数の再エネを連系したマイクログリッド(小規模電力網)に大型蓄電池を単独で接続し、複数の再エネ出力の変動を一括して緩和する手法だ。

 九電の4離島では、後者の手法を採用し、電力網に大型蓄電池を一括して接続した。それぞれの出力は、壱岐島(長崎県)・4MW、対馬島(長崎県)・3.5MW、種子島(鹿児島県)・3MW、奄美大島(鹿児島県)・2MWとなっている(図2)。

図2●壱岐島に設置された出力4MWの蓄電池システム(出所:日経BP)
図2●壱岐島に設置された出力4MWの蓄電池システム(出所:日経BP)
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