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――なぜエムスリーと組むことにしたのですか。

 エムスリーとの組み合わせが、ベストな補完関係にあると判断しました。LINEの国内月間利用者数は7900万人に達しており、コンシューマーとのつながりが1番だと自負しています。一方のエムスリーは、日本の臨床医の約9割にあたる27万人以上の医師会員などに医学関連情報を配信しており、医療従事者につながるプラットフォームとして1番だと思います。コンシューマーとのつながりが1番の我々と、医療従事者とのつながりが1番のエムスリーが組めば、最適な組み合わせになるでしょう。

(写真:栗原克己)
(写真:栗原克己)

 我々の立場から見た場合、スマートフォンのユーザーのほとんどがLINEを使っている状況があります。LINEでサービスを提供するには、ユニバーサルに提供できなければならないのです。サービス提供者の基盤の量や質が問われます。そのため医療に関して一番強いエムスリーと組む必要があったわけです。

――「オンライン医療」という言葉を使っていますが、何を目指すのですか。

 オンライン医療という、あえて広い意味を包含する言葉を使いましたが、事業のコアになるのはオンライン診療の領域になります。オンラインによる医師の診療です。ただし現状のオンライン診療の適用範囲はまだ狭いです。定期的に法改正などが行われますので、法制度の整備状況を見ながら、その時点でできることを、ユーザーだけでなく医療従事者にとっても安心・安全だと感じてもらえるサービスを提供していきます。

(写真:栗原克己)
(写真:栗原克己)

 世界の潮流を見ても、オンラインによる診療は拡大しており、日本も規制緩和の動きが始まっています。このタイミングで参入して、きちんと市場にアプローチしておき、必要な技術やユーザー基盤を構築していくことが、実際にその時代が来た時に盤石な地位を作ることにつながると考えています。