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――どのようにマネタイズしていきますか。

 まずは多くのユーザーに、日々の生活で利用してもらうことを目指します。そうなればマネタイズの方法は、おのずと見えてくるでしょう。シンプルに受益者であるユーザーに支払ってもらったり、サブスクリプション型を組み合わせたり、集まった健康に関心の高い人に向けた広告収入なども考えられます。まだマネタイズの方法は決めていません。受益者とサービス提供者の双方にベネフィットがなければプラットフォームが成り立ちません。医療従事者にとってもベネフィットがある形を作っていきたいです。

(写真:栗原克己)
(写真:栗原克己)

――事業を進めていくのに課題はあるでしょうか。

 特に課題はないと考えています。通常のLINEのサービスに比べて、医療や健康のサービスを提供するために必要な機能があれば実装していきます。例えば金融系のサービスでは、必要とされる本人確認プロセスを実装しています。登録の手間は増えますが、UIやUXの工夫でカバーできると考えています。

 そのほかもルールに従って運用していきます。サーバーの設置場所が国内に限られていれば、それに従います。誤解が多いのですが、LINEの日本向けサービスのほとんどは、国内のサーバーを使っています。

 動向を見なければいけないのは法律の進展です。オンライン診療や薬の宅配などの広がり具合によって、全体のサービスが変わってきます。適用範囲の拡大に向けて、サービスの有効性を示していくことにも取り組む可能性があります。

(写真:栗原克己)
(写真:栗原克己)

――海外展開は計画しているでしょうか。

 現時点でLINEヘルスケアの事業を海外で展開することは考えていません。オンライン・サービスなので技術的に国境をさえぎるものはありませんが、医療に関する法制度は国や地域によって全く異なるため、別の議論が必要になるでしょう。

――新たな人材も必要になりそうです。

 LINEヘルスケアは、LINEとエムスリーの双方から人材を持ち寄っています。それに加えて、新たな人材も必要になるでしょう。医師や看護師、薬剤師といった医療従事者のほかに、医療行政などの知見を持つ人材を加えていきたいです。そうした人材が加わることで、サービスの開発だけでなく、サービスの質の判定もできるようになります。