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――デジタル全盛の時代です。CGによって手書きのイラストが駆逐されることはないのでしょうか。

 確かにCGなんかはすごく進化していて、3次元画像も簡単に扱える時代ですが、それによってイラストがなくなることはないと思います。もとになるイラストはどうしても必要なんです。

 私の仕事について言えば、手作業が70~80%という場合もあれば、パソコンでほぼ100%済んでしまう場合もある。基本的にはまず紙にイラストを描いて、それをスキャナーでパソコンに取り込む。あとはPhotoshopで作業していきます。

仕事机で
仕事机で
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 デジタルツールの恩恵をすごく受けているのは確かですね。ラフ段階のイラストなんかを、依頼主と簡単に共有できる。制作の初期段階ですり合わせできるので、完成段階でお互いのイメージが大きく食い違うのを避けられるんです。

 医学分野のイラストですから当然、解剖学的な正しさがまずは重要です。制作過程でデータをやり取りすることで、医師などの専門家にそういうところをチェックしてもらえる。時として、医師によって言うことが違ったりして困るのですが(笑)。