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――なぜ、リハビリテーションに笑いを取り入れようと考えたのですか。

 リハビリテーションに笑いの要素を取り入れたいというのは、以前から強く思っていました。人は、嬉しい・楽しい・心地良い、など快刺激を得られることを好んで行います。しかし、リハビリテーションはどちらかというと辛くしんどいというイメージがあります。自ら率先してやりたいと思う快刺激とは、対極にあると言ってもいいかもしれません。

 そこに、スパイスとして言葉や動きを通じて、快刺激である笑いを取り入れてみようと思ったのが今の活動を行うきっかけでした。楽しい気持ちで自然と体を動かしていたら、実はリハビリテーションになっていた、というのが理想です。

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 日常生活動作のリハビリテーションをするときも、「靴を履きましょう」「靴下を脱いでみましょう」と言っても、なかなか実践してくれない人がいます。「なんでそんなことをわざわざやらなくてはいけないの」「体を動かすのがめんどうくさい」などと反発されることもあります。

 そんなときに、エンターテインメントの要素は効果的です。「足を使ってボールを箱に入れてください」「隣の人とバトンタッチをしながら足でボールを動かしましょう」と言うだけで、参加してくれたり笑ってくれるようになったりします。そのヒントとなるようなことをセミナーや動画で伝えているつもりです。