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メーカー側に大きな利点

 これに対してメーカー側には大きなメリットがあった。ゲーム機を販売した後も、プリントシール機であれば紙代として、クレーンゲームであれば景品代として継続した収入を得られます。だから「このビジネスはええのう」ということで、この仕組みをビデオゲームにも採用するようになりました。特に、異なる店舗間で対戦するネットワーク機能を備えたビデオゲーム機がそうです。1プレー300~500円のうちのいくらかを、サーバーなどのネットワーク機能を提供・維持するために、メーカーが得られる仕組みにしています。それとカードゲームも、カードをオペレーターに販売することで、メーカーは継続して収益を上げることができました。

 つまり、アーケードゲーム市場が縮小した上、その限られたパイをメーカー側とオペレーター側で取り合う状態になった。誤解を恐れずに言えば、もともとオペレーターが取っていた利益の一部を、メーカーが取るようになった。その結果、オペレーター側の経営が苦しくなって、アーケードゲーム機の購買力が弱まったり、ゲームコーナーやゲームセンター自体の経営が苦しくなって閉じるところも出てきたりした。その結果、アーケードゲーム市場の更なる縮小につながったと思っています。

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