まだ話題に上っていない技術や、今後話題になりそうな開発アイデアを探り出し、その内容を丁寧に解説します。
Sexy Technology
目次
-
総予算120億円のDARPA Robotics Challenge 、秀でた基本設計のKAIST、ソフトに強みの米国勢
「人命にかかわる災害対応の技術開発を促す意味で価値のあるイベントだった」─。米Defense Advanced Research Projects Agency(DARPA)が2015年6月に米国で開催したロボットの国際競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)」の決勝(F…日経Robotics
-
ハーモニック・ドライブとSRIが開発したロボット用新型減速機「Abacus」の仕組みとは、転がり接触で低損失
ロボットの動作を支える重要部品である減速機(トランスミッション)。モータで動くあらゆるロボットに搭載され、駆動軸のトルクを増大させる役割を果たす。そんな減速機に今、数十年ぶりの大きな革新が起きようとしている。ロボット向け精密減速機大手のハーモニック・ドライブ・システムズが米国の研究機関SRI Int…日経Robotics
-
DARPA Robotics Challenge参戦の産総研HRP、初日転倒要因はゼロ除算
2015年6月に米国で開催された、災害対応を目的にしたロボットの国際競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)」の決勝(Finals)には、日本からも4チームが参戦した。日経Robotics
-
Amazon主催の物流ピッキング自動化競技会、対象物の画像認識ではディープラーニングが席巻
Amazon Picking Challenge 2016 詳細報告【前編】
2016年7月、ドイツ・ライプツィヒに安川電機、ファナック、スイスABB社など、世界シェア上位の産業用ロボットメーカーのロボットが一堂に会した。ロボットが画像センサを駆使して棚にあるペットボトルや熊のぬいぐるみ、キッチンペーパーなどの日用品を次々と自動認識してピッキング。商品をほとんど落とすこともな…日経Robotics
-
《日経Robo》レンズ不要の日立の極薄カメラ技術、ロボットの外装や指などに“貼れる”
ロボットの外装や手、指、足裏などにチップを“貼り付ける”かのようにして、カメラを装着できる。そんな技術を日立製作所が開発した。これまでのカメラで必須の部品だった光学レンズが一切不要。厚さ1mmほどのイメージセンサのみで被写体の映像を得られる技術「FZA(Fresnel Zone Aperture)技…日経Robotics
-
《日経Robo》単眼の通常画像センサでステレオ匹敵の距離画像、口径分の視差使う東芝のカラー開口技術
ロボットにとって要のセンサ情報となる距離画像。周囲の環境の3次元形状を表したもので、これまでステレオカメラやToF(Time-of-Flight)型の距離画像センサ、さらにはLIDARなどで点群として取得することが多かったが、ここに斬新な技術が登場した。東芝が開発した、単眼でステレオカメラ並み精度の…日経Robotics
-
《日経Robo》ファナックが買収したロボベンチャー、ソフトの技術力で群を抜く
仕様を厳密に記述する「形式手法」を実践、約2万行を記述
ファナックが2018年2月に買収したロボットベンチャーのライフロボティクス。トヨタ自動車や外食大手の吉野家、ロイヤルホストなどが相次いで自社工場・店舗への採用を決定するなど、注目が高まりつつあるが、実は同社はハードウエア面だけでなく、ソフトウエアの面でも先駆的なアプローチを実践する。それが「形式手法…日経Robotics
-
《日経Robo》東芝が新型のディープラーニング技術「生成モデル」を送電線点検に
深層生成モデルの「GAN」をいち早く実応用
「顔を見て誰かを当てる」「画像に何が写っているかを言葉で当てる」─。画像認識や音声認識などの領域で華々しい成果を上げるディープラーニング(深層学習)は、AI(人工知能)という言葉のイメージ通り知的だ。しかし、AIのそうした“知能”に偏ったイメージは、そろそろ考え直す必要がある。米グーグルや米Face…日経Robotics
-
《日経Robo》スポーツ練習かのようなディープラーニング技術、“人の振り見て我が振り直す”ロボット向け模倣学習
スポーツ選手が、コーチの示したお手本の動作を見て、自分でも真似して動作を改善していく─。スポーツの分野などで人間が自然と行っているこのようなトレーニングの形態を、ディープラーニングを応用してロボットで実現する技術が登場した。ロボット向けディープラーニング技術の世界的気鋭で、本誌でも度々登場している…日経Robotics
-
《日経Robo》ソニーはサーバーレスアーキテクチャーを多用、犬型ロボット「aibo」のAWSクラウド基盤を分析
ソニーが2018年1月に発売した犬型ロボット「aibo」。内部に500本以上のオープンソースソフト(OSS)が搭載されていることや、顔認識のためのディープラーニングの仕組みなどについては本誌の前号の記事1)で紹介した。後編となる今回の記事では、aiboのソフト・IT面を構成する最後の要素として、ク…日経Robotics
-
《日経Robo》aiboのIT面を徹底解剖、500本以上のOSSを搭載、あの「Open-R」を彷彿とさせる試みも
今回の記事では、新型aiboのソフトウエア面、IT面を徹底解剖して解説する。新型aiboの事業トップで、ソニーの「AIロボティクスビジネスグループ」の部門長を務める川西泉氏への取材結果を踏まえ、aiboの内部ソフト、ディープラーニング、クラウド基盤の3つの観点から、aiboの真相を見ていこう。日経Robotics
-
《日経Robo》aiboの内部ソフトウエアはどうなってるのか
まずは、aibo内部に組み込まれているソフトウエアの構成から見ていこう。新型aiboは、組み込み機器でもオープンソースを使うことが当たり前となった現代の趨勢を存分に反映したロボットである。ソニーは2000年代初頭、テレビなどのデジタル家電においていち早く組み込みLinuxを採用した同分野のリーダー的…日経Robotics
-
《日経Robo》aiboのディープラーニングはどうなっているのか
aiboでは、発展著しいディープラーニング技術も採用されている。主に画像認識と音声認識に用いている。画像認識では、人の顔を検出したり、よく会う人、100人までの顔を識別したりする。このほか先代のAIBOを識別したり、家庭内にある物品の一般物体認識も可能である。充電台に自動で戻る際も、充電台をディープ…日経Robotics
-
《日経Robo》番外編:aiboの分解写真
aibo内部の構造を示した写真集。日経Robotics
-
《日経Robo》川重のヒューマノイド、転倒考慮し全身にハードポイント、現状はボールねじだが将来はEHA方式油圧駆動に
川崎重工業は、災害現場などでの利用を想定した2足歩行型ヒューマノイドロボット「Robust Humanoid Robot Platform(RHP)2」を2017年11月に発表した。同社は2016年8月から東京大学の稲葉・岡田研究室(JSK)と共同でヒューマノイドロボットを開発しており、RHP2は…日経Robotics
-
《日経Robo》トヨタの内製技術が外販へ、蒸着型で壊れにくいトルクセンサをロボットの力制御に
2017年11月29日~12月2日に東京で開催された「2017国際ロボット展」。トヨタ自動車のブースの前には黒山の人だかりが出来ていた。同社が開発し、初披露した遠隔操作(マスタスレーブ)型の人型ロボット「T-HR3」の実演を一目見ようと多くの来場者が押しかけた。ヘッドマウンドディスプレイ(HMD)を…日経Robotics
-
《日経Robo》広がる力制御、人との接触検知や教示作業に、将来は深層強化学習や模倣学習との融合も
トヨタ自動車がロボット向けにトルクセンサを内製していることに象徴されるように、今後ロボットの適用範囲を広げていく上で力の計測・制御はなくてはならないものだ。日経Robotics
-
《日経Robo》学習していない未知の物体をどう認識するか、Amazon競技会でのMITらの挑戦
Amazon Robotics Challenge 2017 詳細報告【後編】
米Amazon.comグループが2017年7月に開催したピッキング自動化ロボットの国際競技会「Amazon Robotics Challenge(ARC) 2017」。このARCで際立った認識技術を独自に開発し、成果を上げたチームがある。それが米MITと米Princeton Universityの研…日経Robotics
-
《日経Robo》社外取締役は久多良木氏、恵比寿にある謎の自動運転AIベンチャー、アセントロボティクス(Ascent Robotics)
新手のディープラーニング技術「生成モデル」を自動運転に応用
東京の恵比寿。駅からほど近いビルの一室にディープラーニング技術を世界水準で使いこなす人工知能(AI)ベンチャーがある。その名はアセントロボティクス(Ascent Robotics)。米国、カナダ、中国、インド、ドイツなど世界10カ国以上から集まったエンジニア約20人がディープラーニング技術や強化学習…日経Robotics
-
《日経Robo》グーグルDeepMindが移動ロボの技術に進出
ディープラーニングによる強化学習でSLAM機能獲得、Street Viewのデータ利用
囲碁ソフト「AlphaGo」を開発し、世界トップの棋士に勝利したことで知られる米グーグル傘下のDeepMind社。イギリスのロンドンに拠点を置き、Demis Hassabis氏が率いる同社は、ディープラーニングを用いた深層強化学習の分野で紛れもなく世界トップの技術力、人材を持つ企業だ。2013年には…日経Robotics