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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 「顔を見て誰かを当てる」「画像に何が写っているかを言葉で当てる」─。画像認識や音声認識などの領域で華々しい成果を上げるディープラーニング(深層学習)は、AI(人工知能)という言葉のイメージ通り知的だ。事前に学習した膨大な知識を基に、現実世界の認識結果をキーワードで言い当てる。

 しかし、AIのそうした“知能”に偏ったイメージは、そろそろ考え直す必要がある。米グーグルや米Facebook社が開発を主導し、ここ1年ほどで急速に台頭したディープラーニングのある新手法が、もはや“知能”という概念だけではくくりきれない機能を備えつつあるからだ。