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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 車載部品メーカー大手のデンソーが、産業用ドローンに参入した。産業用ヘリコプターを手掛けるヒロボーと組み、橋梁などのインフラ点検向けドローンの試作機を開発した。

 特徴は、ドローンでは極めて珍しい、「可変ピッチ機構」を用い、強い風の中でも安定かつ俊敏な飛行を可能とした点である。可変ピッチ機構は、有人・無人ヘリコプターで長年使われてきたもの。プロペラ断面の上下方向の角度(ピッチ角・迎え角)を飛行中に動的に変えることができる。