PR
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 米グーグルの地図サービス「Google Map」。その地図作成をSLAM技術が下支えしていることをご存じだろうか。同社は公的機関などをはじめとした社外の情報源、さらには自社で収集した「Street View」などの情報を基にGoogle Mapの地図を構成しているが、それらではまかない切れない領域がどうしてもある。それが店舗やオフィスビル、博物館といった屋内のフロアマップである。

 グーグルは、ここに自社開発したSLAM技術を利用している。人間の調査員に、各種のセンサを搭載した地図構築用のバックパック「Cartographer」を背負わせ、彼らが各種施設内を歩き回る。そこで収集したセンサ情報からSLAM技術により、5cm単位のグリッドから成るフロアマップを構築している。Cartographerには、北陽電機製の2次元LIDARを直交させた形で2個、さらにはIMUやパソコンなどを搭載している(図1)。