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この記事は日経Robotics 有料購読者向けの過去記事(2015年)の再掲載です
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 人間とロボットが安全柵を隔てず、同じ空間の中で作業する「協働運転」。その安全性に関するISOの国際規格の策定が本格化している。

 2015年末ころをメドに、産業用ロボットを協働運転する際に必要な安全要求事項をまとめた技術仕様書(TS:technical specification)が、「ISO/TS 15066」として発行する見込みだ(図1)。

 TS 15066は基本的に産業用ロボット向けだが、その内容はサービスロボットをはじめとして、人とロボットが共同作業を行う広範な用途に影響を与えそうだ(図2)。TS 15066には、ロボットと人間が万一接触した際、ロボットが人間に傷害を負わせたり、痛みを感じさせないための力やエネルギーについて、具体的で汎用性の高い数値基準が盛り込まれているからだ。こうしたデータは従来、国際規格には含まれていなかった。