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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 自動運転の実用化に向けた国内外の取り組みが加速している。国際的には、日本も加盟する道路交通に関する条約である通称「ジュネーブ交通条約」が2014年3月、人が即座に運転に関与できる、もしくは自動運転を停止できることを条件に、「レベル2」までの自動運転を認めた。日米欧で定めるレベル2の自動運転とは、加減速や操舵などの制御をシステムが主体で行い、クルマ周辺の監視などの他の作業は運転者が主体で行う状態のことだ。「部分的自動運転」ともいう。