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本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 アマゾンなどのインターネット通販が拡大する中、物流業界における人手不足は深刻な状況である。2005年には29億個だった宅配便の取扱個数は、2016年に40億個を超えており、さらに増加の一途をたどっている。労働人口が少なくなる中、物流の自動化は喫緊の課題である。

 物流は陸・海・空で行われるが、いずれの分野でも自動化に向けた技術開発が進められており、それにあわせて規制の見直しも進められている。

 例えば無人航空機(ドローン)の分野では、「2018年に山間部等における荷物配送を実施し、2020年代には都市でも安全な荷物配送を本格化させる」という政府の目標が掲げられている。