
- 「5分でわかる」全固体電池
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第1部:実用化のインパクト
ゲームチェンジャー登場、EVの死角を解消へ -
第2部:実用化シナリオ
開発の焦点はセル製作へ、材料は用途ごとに適材適所 -
第3部:競合技術
電解液でも超急速充電、全固体電池のお株奪う -
第4部:知財・事業戦略
特許出願でトヨタが他を圧倒、量産対応の技術力にも厚み
電解液を固体化したLiイオン2次電池「全固体電池」でEV向けに実用化が見込まれる時期が「2022年ごろ」と急速に具体化してきた。スマートフォンやIoT端末向けはさらに早く1~3年内に量産される。当初のメリットは充電の速さや安全性の高さで普及すれば電池やEV市場の勢力図を塗り替えそうだ。エネルギー密度…日経エレクトロニクス
全固体電池の研究開発の主軸は、それまでの高い性能の電解質材料の探索から、セルの試作や製造プロセスの開拓、あるいは充放電サイクル寿命の短さなどの課題の解決へと移り始めた。EVへの搭載を目前に実用化が意識され始めたわけだ。既存の材料をメニュー化して、“料理のレシピ”のように各種全固体電池を提案する例も出…日経エレクトロニクス
新技術が台頭すると、既存の技術も大きく改善するのはよくあることだ。充電時間のさらなる短縮には不向きとされている液系Liイオン2次電池で、入出力密度が急速に向上してきた。その他の諸特性も改善しており、将来、全固体電池と市場で競合する可能性がある。ただし単なる競合技術では終わらず、将来の全固体電池に性能…日経エレクトロニクス
特許情報から自動車関連企業による2次電池の開発動向を探った。ハイテク分野の特許調査に強みのあるスマートワークスが、分析し寄稿した。見えてきたのは、全固体電池の特許出願でトヨタ自動車が圧倒的に先行していることだ。トヨタの2次電池・電気自動車に対する開発・事業の考え方も同社への取材から本誌がまとめた(別…日経エレクトロニクス
日経エレクトロニクス