PR
本記事はロボットとAI技術の専門誌『日経Robotics』のデジタル版です

 産業用ロボットは従来、標準化の度合いが他分野と比べて鈍かったが、最近では新規の技術にも対応しつつある。第1回で紹介した、ROSを産業用ロボットで利用するための試みである「ROS-Industrial(ROS-I)」プロジェクトもその1つである。今回はその両輪であるコンソーシアム(業界団体)およびソフトウエアについて紹介する。

会費を基にコンソーシアム主導で要素技術開発

 ROS-Iプロジェクトには「ROS-Industrial Consortium(RIC)」という業界団体がある。参画企業からの会費を基にしてROS-I関連の技術開発を行っている。

 RICには、北米と欧州それぞれに地域支部(セクター)がある。北米のセクター「RIC-NA」には、2015年8月時点で26の会員がある。欧州のセクター「RIC-EU」はドイツFraunhofer IPAが運営している。欧米の産業界でROSに興味を持つプレイヤーが増えてきたことに目を付け、コンソーシアムの形にうまくまとめた。定期的な公開オンライン会議やワークショップを開催し、ROSを産業用途で利用する際の問題解決を議論するなど連携を深めてきている。