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外資傘下で経営再建中のシャープ。そのシャープでかつて腕を磨いた8人が、モノづくりのベンチャー企業を立ち上げた。その名は「team S」。異なる専門知識を持つ個性豊かなメンバーの力を結集し、さらに最新の技術やビジネスに精通した社外メンバーを巻き込み、世界初のモノづくりに挑む。team Sの旗振り役で、代表を務める高嶋晃氏に意気込みを聞いた。

高嶋 晃氏(たかしま・あきら)
高嶋 晃氏(たかしま・あきら)
1959年生まれ。1984年シャープに入社。2000年3月シャープを退職し、2000年5月にイーブックイニシアティブジャパンを、週刊ポスト元編集長の鈴木雄介氏と創業。2016年4月、同社常務取締役を退任。同年11月にteam Sを設立し、現職。

 シャープに16年間勤めた後、2000年に電子書籍販売のベンチャー企業のイーブックイニシアティブジャパンを2人で創業し、その後の16年間は電子書籍業界に身を置いてきました。電子書籍事業に携わって、特にここ数年強く感じていたのが「プロダクト」の重要性です。優れたハードウエアの端末があるかどうかで、サービスの魅力は大きく変わってくると実感していたからです。

 最近の電子書籍業界には停滞を感じていました。電子書籍の主力商品のほとんどはコミックとアダルトという状況が長年変わらず、市場の広がりがなかなか見通せないでいたからです。その理由の1つは、電子書籍の端末にあると思っています。電子書籍の専用端末が幾つか発売されていますが、まだ多くの人が手軽に扱えるものにはなっていないと感じます。重いし、分厚いし、無造作に扱うと故障してしまいます。価格も、簡単に買える金額ではありません。スマートフォン(スマホ)で読む方法もありますが、画面サイズが小さく、読みやすさに限界があります。

 もし、A4くらいの大きさで、下敷きのように薄くて軽くて安価なディスプレー端末があったら、電子書籍を楽しむ人は飛躍的に増えると思います。少々乱暴に扱っても壊れない端末が良いですね。スマホとヘッドホンやイヤホンでインターネット上の音楽コンテンツを世界中の人が楽しんでいるように、きっと、スマホと下敷き型ディスプレー端末を使ってインターネット上の電子書籍コンテンツを世界中の人が楽しむようになるでしょう。