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 これまで本コラムでは、インダストリー4.0(I4.0)のさまざまな側面を紹介してきました。筆者の意図としては、ドイツでは有名だが日本ではあまり知られていないテーマや、日本で誤解されて伝わっているテーマを中心に取り上げました。

 毎回独立したテーマを選んできましたが、本コラムの記事や、本誌2018年2月号特集「働き方改革はドイツ流で」の筆者寄稿「曖昧さを好む日本、原理・原則を追求するドイツ」を通して読んでいただくことで、ドイツにおけるI4.0の取り組みと、その背景にある意図が見えてきたのではないかと思います。特に、I4.0のまとめ役であるPlattform Industrie 4.0(Plattform I4.0)の5つのワーキンググループ(WG)のうち、法的な側面を検討するWG以外の4つについてはかなり詳細に説明できたと思っています。

 I4.0には多様な側面があるので、端的に言い表すのはなかなか難しいのですが、最終回となる今回は筆者が考えるI4.0の本質について述べていきます。