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【これまでにない!】
人では設計できないラティス構造

 2016年1月に米国ラスベガスで開催された「CES 2016」で注目を浴びた、Cerevo(本社東京)のIoT自転車(ロードバイク)「ORBITREC」(図1)。計測・通信装置「RIDE-1」を搭載しており、走行中の精密なログをスマートフォン経由でサーバーへ転送できるのが特徴だ*1。フレームの製造に3Dプリンティングを全面的に使った点でも、画期的な製品である。

*1 9軸センサー(加速度、角速度、地磁気)、温度、湿度、気圧、照度の各センサーを搭載しており、さらにGPS(Global Positioning System)で現在位置を取得できる。Bluetooth接続されたスマートフォンの専用アプリ経由でサーバーと通信。サーバーで走行ログを分析する。例えば、転倒事故が多数発生している場所に近づいているときに、「この先、転倒事故多発のため減速を促す」といった通知を出すことなどが可能。

図1 Cerevoが2016年1月に発表した“IoTロードバイク”「ORBITREC」
図1 Cerevoが2016年1月に発表した“IoTロードバイク”「ORBITREC」
フレームに3Dプリンティング技術を「ふんだんに使った」(Cerevo)。
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 デザインを担当したのはデザイナーの柳澤郷司氏。同氏は2015年以前から「3Dプリンター製の高級自転車をうまく量産設計に落とし込めれば、マーケットが存在する」(同氏)と考えていた。2015年8月から本格的に、3Dプリンティングの知見を多く保有するNTTデータエンジニアリングシステムズ(本社東京)と共同で開発を開始した。3Dプリンティングでの製作を前提に、部品の形状、精度などについて従来と全く異なった考え方で設計を進めた。