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人型で圧迫感なく作業

 カワダロボティクス(本社東京)の「NEXTAGE」はアームが各6軸、首が2軸、腰に1軸の計15軸の人型協働ロボットである(図3)。可搬質量は各アーム1.5kgずつだ。また、頭部に2つ、各アームに1つずつのカメラを標準で装備している。

図3 カワダロボティクスの「NEXTAGE」
図3 カワダロボティクスの「NEXTAGE」
アームが各6軸、首が2軸、腰に1軸の計15軸ある協働ロボット。貨幣処理機などを製造するグローリーなどの生産現場で利用されていて、活用方法のノウハウを蓄積している。
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 このカメラは、ワークの検査の他、機体やワークの位置の特定などに使う。例えば、カメラによってマーカーを認識することで、自らの位置や作業対象までの距離を測定。設備装置やワーク、治具などの位置が多少ずれていても自動で補正をかけて動きを制御する。

 双腕にした理由は、両腕を持つ人の作業をロボットに落とし込みやすいから。ただし、「そもそも双腕というより人型というのが、開発コンセプトだった」。同社取締役 企画担当の白間直人氏はこう語る。人型の方が、隣で一緒に働く作業者に親しみを持ってもらえるとの思いがあった。肩が下がったような構造となっているのも、優しい感じに見えることを狙ったという*1

*1 NEXTAGE の下がった肩には安全上の理由もある。隣接して作業している人にとって、ロボットが左右に旋回する動作は予測しやすいが、脇を開いて二の腕を上げるような動作は予測しにくく回避しにくい。そこで、そうした動作ができない構造にしたという。旋回動作する際も、まず顔を振り向けてから胴部を旋回するようにしている。これによって隣の人がロボットの次の動きを認識しやすくしている。

カワダロボティクスの「NEXTAGE」